2023年12月22日は、朝来市議会にとって記念すべき日となった。
本年8月3日に第1回政治倫理審査会が開かれて、以後10月24日までの計6回の審査会で問われるべきは、審査対象議員の倫理違反のはずであった。
ところが、一人のモンスターを委員に入れたことにより、本来あるべき審査会の形が初日から破壊され、委員長がそれを異状と考えないものだから、事務局を含めて誰も止められない状況が最後まで続いた。
そして、導き出された結論は、モンスターに乗っ取られた最大会派の数の論理で、間違った結論となってしまった。当然、委員としての私の責任も重く、忸怩たる思いが残る。本当は、問われるべきは議員としての資質であったと、今となっては思う。
本日の議会運営委員会で、再審査が行われることとなった。
最大会派の抵抗は強いものがあったが、モンスターは議会運営委員ではなく、従って後ろ盾がなく、良識ある委員の説得で鉾を納めざるを得なくなった。
我が会派の2名の委員と、自由倶楽部の委員を合わせた3名の
委員の、並々ならぬ尽力に敬意を表する次第である。
又、参考人として出席頂いた2名の職員が、正しいことをきちんと証言頂いたことに対しても、敬意と感謝を申し上げたい。
更に、議会運営委員長は公平に議事を進められ、妥当な結論を導き出された。感謝に堪えない。
これで、朝来市議会の正常化に向けた扉は開いた。一日も早く完全正常化を成し遂げ、今回のことで失われた市民の信頼を取り戻すべく、引き続き協力体制の維持、拡大に務め、議員活動を充実させるべく頑張りましょう。
森下恒夫
投稿者: re-asagocity
令和6年度予算編成における重点施策の要望
令和5年10月31日に行われた朝来市議会議長立候補者所信表明会における、朝来市創生の会、森下恒夫議員の所信表明の全文です。
所信表明
「この度の、議長選挙に当たり、私の所信を述べさせて頂きます。
私は、現在の朝来市議会は、かつてない程に異常な状態にあると思っています。長年かけて先輩方により築かれてきた議会秩序がこの二年で様変わりしてしまいました。
議場での生野庁舎整備事業、全天候型運動施設整備の議案に対する、議事を中断しての混乱や、委員会室での大声、身勝手な言動、振る舞いが横行しています。議員の職員に対するハラスメント防止に関する当局からの申し入れも有りました。議会人として当然持つべき矜持がないように感じています。
言うまでもなく、議会秩序を保つのは議長の責務です。どなたがやられようと大変な仕事です。かかる状況の中で火中の栗を拾うようなことになる立候補に躊躇致しましたが、今の状況だからこそ立つべきとの強い勧めがあり、立候補を決意致しました。皆様それぞれ議会活動に対する思いを持ち活動されていると思いますが、任期の半分が過ぎ、折り返し点の今、改めて自分は何の為に議員になったのか、お考え頂く機会として頂ければ幸に思います。
朝来市の人口は毎年400人減少し2年後には27,000人程と推計されています。人口減少によりもたらされる様々な問題に、真剣に取組むことが市民から求められています。行政は行財政改革が喫緊の課題ですが、我々議員には人口減少に応じた定数削減、あるいは市長選挙と議会選挙の同日選挙が以前より市民の間で強く求められています。これらを中心とする議会改革を、市民の声に耳を傾け実現しなければなりません。
私は、議長に選任頂きましたらまず議会秩序を正常化し、そして市民に信頼される議会にする為、議会改革を推進致します。朝来市の将来を展望あるものにする為に、会派の枠を乗り越えて、熟議し共に協力する議会を目指します。賛同頂ける心ある議員諸氏の協力を切にお願い申し上げ所信表明と致します。どうかよろしくお願い致します。」
朝来市議会第14回臨時会が、令和5年10月31日、1日の会期で開催され、議長を始め新たな役職と委員会の委員が選出されました。
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近頃議会に流行るもの
近頃議会に流行るもの。ひとりよがり、我儘、思いあがり。
これらは、幼児性、また社会性の欠如からくるものと思われる。選挙で選ばれた議員としての自覚も矜持も無い振る舞いには困ったものだ。
特効薬はおそらく無いであろう。そこで、なにかヒントが得られないかとタイトルに目が止まり、購入したのが「かの本」である。いくつかヒントは得られたものの、いずれも対処療法で根本的解決に繋がるものでは無いように思う。
結局のところ、人の本質と事の本質を見抜く力を持つ良識ある議員が多数を占めるしか無いという事になる。となると、選挙で投票する市民の選択ということになるが、市民には表面的なことしか分からない。はてさてどうしたものか?
こうしている間にも人口は減少し、少子高齢化への対策に負担は増してゆく。馬鹿げたことにかまけている暇はない。朝来市の存続をこそ激論すべき時だ。
(「かの本」の書名は敢えて伏せます)
第13回(令和5年9月)定例会は、使用料及び手数料の適正化のための見直しに伴う関係条例の整備等に関する条例制定や、台風7号の影響による災害対応としての一般会計補正予算などの議案11件と、令和4年度一般会計決算を始めとする決算認定10件を審査のうえ可決・認定し、本日(9月28日)閉会しました。
第13回定例会(令和5年9月)は、8月31日から9月28日までの29日間の会期で開かれます。
本会議(初日) 8月31日 提案議案説明
本会議(2日目) 9月4日 質疑
一般質問
会派代表質問 9月8日
嵯峨山 博
《魅力ある朝来市にしよう》
1.物価高騰に対する対策について
2.まちづくりについて
3.公共施設について
4.ハラスメントについて
5.観光について
6.部活動について
個人質問 9月12日
藤原 正伸
《市の事務事業と地域自治協議会》
1.市の事務事業について及び地域自治協議会に期待される役割
森下 恒夫
《明確なビジョンを市民で共有を》
1.総合計画の検証について
2.経済政策について
3.防災について