令和5年10月31日に行われた朝来市議会議長立候補者所信表明会における、朝来市創生の会、森下恒夫議員の所信表明の全文です。
所信表明
「この度の、議長選挙に当たり、私の所信を述べさせて頂きます。
私は、現在の朝来市議会は、かつてない程に異常な状態にあると思っています。長年かけて先輩方により築かれてきた議会秩序がこの二年で様変わりしてしまいました。
議場での生野庁舎整備事業、全天候型運動施設整備の議案に対する、議事を中断しての混乱や、委員会室での大声、身勝手な言動、振る舞いが横行しています。議員の職員に対するハラスメント防止に関する当局からの申し入れも有りました。議会人として当然持つべき矜持がないように感じています。
言うまでもなく、議会秩序を保つのは議長の責務です。どなたがやられようと大変な仕事です。かかる状況の中で火中の栗を拾うようなことになる立候補に躊躇致しましたが、今の状況だからこそ立つべきとの強い勧めがあり、立候補を決意致しました。皆様それぞれ議会活動に対する思いを持ち活動されていると思いますが、任期の半分が過ぎ、折り返し点の今、改めて自分は何の為に議員になったのか、お考え頂く機会として頂ければ幸に思います。
朝来市の人口は毎年400人減少し2年後には27,000人程と推計されています。人口減少によりもたらされる様々な問題に、真剣に取組むことが市民から求められています。行政は行財政改革が喫緊の課題ですが、我々議員には人口減少に応じた定数削減、あるいは市長選挙と議会選挙の同日選挙が以前より市民の間で強く求められています。これらを中心とする議会改革を、市民の声に耳を傾け実現しなければなりません。
私は、議長に選任頂きましたらまず議会秩序を正常化し、そして市民に信頼される議会にする為、議会改革を推進致します。朝来市の将来を展望あるものにする為に、会派の枠を乗り越えて、熟議し共に協力する議会を目指します。賛同頂ける心ある議員諸氏の協力を切にお願い申し上げ所信表明と致します。どうかよろしくお願い致します。」